セッション当日は風邪気味で、何度も帰ろうかと思いつつ、とても楽しみにしていたため、だるい体を引きずってサロンへ行きました。
まずななみさんからセッションの説明を受けました。心や体が忘れても細胞は過去の傷を記憶しており、セッションは、深いレベルのトラウマを解放してくれるようでした。同席した友人は「人間は自分の体のことを何も知らない」ともらしていました。
30分ほどセッションを受けました。部屋はお香の煙でもうもうとしていました。ベットに横たわると、ななみさんが手で体の表面をなでていきました。エーテル体についている余分なものを手で感じたり、目で見たりするそうです。手の感触が心地よく、眠くなりました。
余分なものがへばりついている箇所を教えてもらうと、それが普段ダンスで酷使している部位と一致していました。
「とりますか、とりませんか」とななみさんに質問を受け、「はい、とります」と答えると、ななみさんがへばりつきを取っていきます。
何度かお香に火をつけなおし、セッションの間中、よい香りが漂っていました。お香もセッションの一部のようでした。
翌日は風邪が悪化し、発熱前の悪寒と関節痛で会社を早退しました。なぜか辛さは感じませんでした。体が存在しないかのように軽く、宙を浮いている感覚でした。帰宅途中の電車の窓からはいる光がとてもきれいに見えました。
こんなに爽快な気分なのはいつぶりだろうか、と思いました。家に帰ると、十六時間通しで寝てしまいました。